平昌冬季五輪(平昌(ピョンチャンオリンピック)個人ノーマルヒル銀メダルの渡部暁斗(北野建設)が優勝、今季6勝目を挙げ、通算15勝とした。
前半飛躍は129メートルを飛び、130・8点で2位につけた。首位と28秒差でスタートした後半距離(10キロ)で力走して逆転勝ちした。
永井秀昭(岐阜日野自動車)は18位、山元豪(ダイチ)は23位、加藤大平(サッポロノルディックク)は28位、渡部善斗(北野建設)は31位、渡部剛弘(ガリウム)は37位だった。
▽渡部暁斗の話 スキーがめちゃくちゃ滑った。後ろのことは考えず、出せる限りのスピードを出していった。最後は疲れたが、逃げ切れてよかった。こんなレースになるとは思っていなかった。
▽永井秀昭の話 積極的に走れたと思う。途中で引っ張っている時間も長かった。スキーも滑ってくれた。連戦が始まるので体調を整えて、次に備える。
▽山元豪の話 練習のジャンプが出せていれば、もっと良かった。(ジャンプと距離)両方を、どううまくいいところに持っていけるかが次の課題になる。
▽加藤大平の話 きつかった。ぎりぎりW杯得点(30位以内)が取れてうれしいというのもあるが、28番で喜ぶのも微妙。複雑。やっぱりスピードが足りない。
▽渡部善斗の話 ジャンプでもう少しいい位置につけ、前の集団で走れないと厳しい。予備飛躍は良かったし、走る方も悲観的になるほどじゃない。切り替えたい。
▽渡部剛弘の話 最初は(前に)ついていこうと思ったが、速すぎた。今季はジャンプを飛べないとあまりついていけない。(次戦は)ジャンプを成功させたい。