平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)代表の伊藤有希(23=土屋ホーム)が、3位に入り、節目のW杯(ワールドカップ)参戦100戦目で1月21日の蔵王大会以来の表彰台に立った。1回目に123メートルで3位につけ、2回目も124メートルと安定したジャンプで今季3度目の表彰台を確保した。

 得意のラージヒルで復活の兆しを示した。伊藤は安定した飛躍をそろえ、2位となった1月の個人第8戦以来の表彰台となった。9位と不完全燃焼に終わった平昌五輪直後は次の目標をすぐに口にできなかったが、この日は「自分にはまだまだやることがたくさんある。それが足りなかったからメダルが取れなかった。4年後を目指したい気持ちはある」と言い切った。悔しさをのみ込み、新たなスタートへ意欲を燃やす。