平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)のスピードスケート女子で金メダルを獲得した小平奈緒(31)が29日、所属先の相沢病院がある長野県松本市の菅谷昭市長を表敬訪問した。

 結城匡啓コーチとともに市庁舎へ到着した後、菅谷市長が花束を贈呈。集まった市職員や市民らが祝福した。

 小平は「たくさんの応援をいただきメダルを持ち帰ることができた。これからメダリストとして試される場面が出てくると思うが、スケートに真摯(しんし)に向き合っていきたい」と話した。

 小平は長野県出身で、信州大卒業後の2009年から相沢病院に所属。同病院がオランダ留学の費用を負担するなど、サポートを受けていた。

 平昌五輪の女子500メートルで金、1000メートルで銀メダルを獲得。日本選手団では、主将と閉会式の旗手を務めた。