日本レスリング協会の福田富昭会長(76)は2日、スポーツ庁を訪れて鈴木大地長官(51)に面会した。先月27日に五輪4連覇の伊調馨に対する栄和人前強化本部長によるパワハラや会計処理の問題で内閣府公益認定等委員会から「報告要求」が出されたことを受けたもので、事情説明と今後の対応などが報告された。
鈴木長官は「内閣府の要求にしっかりと対応し、ガバナンス(組織統治)の強化、改善に努めて欲しい」と要請。福田会長は「(パワハラを認定した)第三者機関や内閣府の調査結果を重く受け止め、しっかりと改善していきたい」と話した。対応策として、同会長は「6月に指導者講習会を開きたい」と話したが、鈴木長官は「なるべく早くやってほしい」と早期の問題解決と対応を求めた。
当初の予定では「15分程度」だった面会だが、大きく上回って45分。日本水泳連盟前会長で、レスリング協会関係者とも親交がある同長官だけに「競技力が第一になりがちだが、同時に組織運営が健全であることが大切。若い人たちが声をあげられる雰囲気、環境作りをしてほしい。(協会として)方向が間違った時にストップをかけてくれる人も必要」と、外部からの人材登用も提案した。
面会後、福田会長は伊調について「今までも、しっかり支えてきたつもりでいた。本人の思いは(別に)あったかもしれないが、それを聞いていなかったのは申し訳ない」と言い「伊調に会いたい。会って話がしたい」と話していた。


