女子のB組最終戦で1位通過を決めている日本が米国を3-0で退け、5戦全勝で終えた。

 格下相手とはいえ、石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)、伊藤美誠(スターツ)の強力布陣で臨み圧倒した。決勝トーナメントの組み合わせ抽選も決まり、1回戦が免除され、準々決勝でシンガポールとウクライナの勝者と対戦する。ライバルの中国は反対のブロックに入った。

 日本女子は格下相手でも攻撃の手は緩めない。すでに1次リーグ1位通過が決まっていたが、石川、平野、伊藤の主力3人をつぎこんだ。15歳の長崎らを使う手もあったが、馬場監督は「試合勘がなくなる」と負の影響を考慮。早くも決勝トーナメントを見据えて戦っていた。石川は「ぐっと強い相手になる。いい自信にして、気持ちを切り替えてプレーしたい」と気合を入れ直していた。