日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟は29日、東京都内で開いた理事会で2018年度の国内大会など事業計画を承認し、国内唯一のそり競技施設「スパイラル」の稼働休止に伴って各競技の全日本選手権は開催しないことを決めた。

 稼働が再開されなければ、来年度以降も開催しない見通しだ。

 スパイラルは長野市の財政負担の大きさなどを理由に、昨年度でコースの製氷が終了。連盟は海外での全日本選手権開催は検討していないという。

 スタート時にそりを押して加速させる「プッシュ」はスパイラルでの練習や大会開催が今後も可能で、プッシュの成績などをもとに国際大会へ派遣する選手を決める。