競泳女子の池江璃花子(18=ルネサンス亀戸)が、ジャカルタ・アジア大会(8月18日開幕)から偉大な先輩と同じ金メダルコースを進むことを誓った。

 池江は17日、都内で行われたTBSの同大会番組制作発表会見に、在学する淑徳巣鴨高の制服姿で出席。スペシャルゲストとして中継に関わる北島康介氏(35)の前で「複数種目で金メダルを取り、日本新記録をたくさん出して、北島さん、萩野選手に続く大会MVPを取れるように頑張りたいと思います」と決意を明かした。

 アジア大会MVPは五輪(オリンピック)金メダルに直結する。北島氏は02年釜山大会200メートル平泳ぎに当時の世界新記録で勝ち、04年アテネ、08年北京の五輪2大会連続2冠へ飛躍。荻野は14年仁川大会で4種目を制し、16年リオデジャネイロ五輪の400メートル個人メドレー金メダルにつなげた。2人はともにアジア大会のMVPに輝いている。

 会見で池江と並んで座った北島氏は「見ての通り手足が長いし、水中姿勢、水のキャッチの仕方が日本人離れしている」と、その高い身体能力に期待。今季、15回も日本記録を更新するなど好調な池江も「自分も続けるようにしっかり結果を出して、来年、再来年につなげていきたい」と、20年東京五輪に結びつく活躍を約束した。

 会見には番組スペシャルキャスターの高橋尚子さん(46)、男子陸上10種競技で大会連覇を狙う右代啓祐(31=国士舘ク)も出席した。

 ◆右代啓祐の話 今年は連覇がかかっているので、しっかり金メダルを取って、池江さんに負けないように日本記録も更新したいと思います。