世界ランク6位の日本が同18位のカメルーンを3-0で下して3勝1敗、勝ち点10として3位以内での2次リーグ進出を決めた。試合前に2次に勝ち上がる4位以内が確定したが、長岡望悠(27=久光製薬)黒後愛(20=東レ)らの活躍で勝ち点3を上積みし、2位を守った。4日の最終戦の相手は同じ3勝1敗、勝ち点9で3位のドイツ。2位の座をかけた負けられない戦いになる。

選手たちに笑顔はなかった。第2セットからの出場でチーム最多20得点の長岡は「私は点取り屋。もっと点を取らないと」。16得点の黒後も「しっかりと打ち切れていない」と悔しげだった。カメルーンのブロックで11失点。フルセットで敗れたオランダ戦と同数だ。中田監督は「予想以上に相手がよかったが、仕方がないとは言い切れない」。セッター田代との攻撃陣とのコンビに微妙なズレが生じ、長岡も黒後もシャットアウトを食らった。

2次リーグではリオ・オリンピック(五輪)銀のセルビア、世界4位のブラジルとの対戦が決まっただけに修正が求められる。その前にはドイツ戦がある。1次の成績を2次に持ち越すだけに中田監督は「勝ち点3を目指して戦いきりたい」と話した。