競泳男子の萩野公介(24=ブリヂストン)が、新シーズン初戦に臨んだ。記録会形式の大会で、100メートル背泳ぎで51秒56、同バタフライで51秒18をマーク。ともに全体のトップだった。

8月のジャカルタ・アジア大会で昨シーズンを終えて、この日は2カ月ぶりのレースとなった。すでに9月中旬から練習を再開しており「2日前にウエートトレーニングをして、筋肉痛があったかな。でも練習はしっかり積んでいる。久しぶりに短水路を泳いでタッチ、ターンが合わなかったけど、がんがん練習している中でこのタイムは悪くないかな」と口にした。

今秋は出場予定だった欧州でのW杯2大会を回避して、国内でじっくりと練習を積むことを選択した。「2020年で結果を出すためには、ここで泳ぎ込むことが必要。それが明確になっているので、やる気ある状態で過ごせています」。

15年夏に骨折した右肘の状態を、オフにあらためて検査した。その結果について「微妙です」と苦笑いしたが「リハビリとかケアとか、もう1度やること。力んだ体の使いからとかをイチから見直していく。ひじうんぬんよりも、体全体の使い方が大切だと思います」と話した。

今大会は21日まで行われる。