ラグビー関西リーグの京産大が19日、京都市内でOB会と卒部式を行い、新体制を発表した。

47年間監督として率いた大西健氏(69)が昨季限りで退任。新監督にはOBでFWコーチの伊藤鐘史氏(39)が昇格、ヘッドコーチの元木由記雄氏(48)はGMとして総括的な役割を担う。OBで元トヨタ自動車監督の広瀬佳司氏(46)がBKコーチに就任。日本代表としてW杯を経験した3人をそろえた豪華な組閣になった。

伊藤新監督は神戸製鋼などで活躍し、15年W杯にも出場するなど代表36キャップ。新監督は「看板のスクラムとモールを武器に、速いラグビーを展開する。昔からの伝統である大学日本一の練習量で、スピードを身につけたい」と所信表明した。大西氏は「チームの土台はある。若い人たちの力で、花を咲かせて欲しい」と新体制に期待した。