ウィザーズのルーキー八村塁(22)は右大腿(だいたい)四頭筋痛により、シーズン最終戦となったセルティックス戦を欠場、昨年10月からの1年目のシーズンを終えた。

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1年目の八村は、平均30分の出場で13・5得点、新人オールスターにも出場した。NBAのやり方を学びながら結果を残した。ミドルレンジからのシュートは精度も高く評価できる。

来季はパスのうまいウォールが復帰することでシュートが打ちやすくなる。ビールもいるのでスコアラーにはならないが、得点を伸ばすにはファウルをもらうプレーも必要。これまでは真っすぐ突っ込み、ブロックされることもあった。相手に体をぶつけてからのシュートなど身に付け、フリースローで5点くらいアップできるといい。再開後は3点シュートも打つようになった。NBAはポジションレスの時代。どんな選手でもスペースがあれば、打っていかないといけない。

シーズンが早く終わり、スキルアップも休養もでき、すべてがプラス。来季ドラフトでいい新人が入ってくるが、八村なら負けることなくレギュラーとしてやっていけるだろう。(NBAコメンテーター)