バスケットボールB1の秋田ノーザンハピネッツは9月30日、秋田市内の彌高(いやたか)神社で必勝祈願を行った。

選手と関係者ら計45人が参加し、祈願後は円陣を作ってアウェー信州戦(3、4日)からの開幕ダッシュに士気を高めた。

昨季は41試合で19勝22敗の東地区5位。巻き返しのシーズン開幕が近づき、前田顕蔵ヘッドコーチ(HC、38)は「ブースターの前で開幕できることはうれしい。やっと始まるなという気持ちでワクワクしている」と気持ちを新たにした。しかし今季はコロナ禍で観客は会場収容人数の50%と制限付き。加えて感染対策の観点から、「クレイジーピンク」の愛称を持つ熱狂的なブースターから声援が受けられない。指揮官は「例年と比べれば会場に来られない方も多い。その人たちとも一緒に戦っていると思っているので、画面越しでも気持ちは伝わる」と、後押しを呼びかけた。

ホーム開幕戦は17日の琉球戦。水野勇気社長(37)は「試行錯誤をしながらだが、目指すのは日本一のホーム会場。ホーム30試合、一丸となってやるべき」。中山拓哉主将(26)も「選手だけが頑張っても、フロントだけが頑張っても日本一にはなれない。ここにいる全員が協力して日本一を目指しましょう」と力を込めた。今季のスローガンは「AKITA BEAT(鼓動する)」。一致団結で秋田を熱くする。【相沢孔志】