フリーアナウンサーでアスリートフードマイスターの杉岡沙絵子(30)がこのほど、袋井市内で、女子ジュニアアスリートの競技力向上などを目的とした「アザレアガールズプログラム」のスポーツ栄養学講座を開いた。栄養や食事の基本などを話し、「一流アスリートになるためには、自分で考えて食べることが最も重要」と説いた。

小学5年から中学3年の子どもたちに「ビタミン類や鉄分などは意識して摂取して」と呼びかけた。中でもカルシウムについて、骨折や足がつるのを防ぐため、牛乳を1日コップ2杯飲むことを推奨。乳製品や骨ごと食べられる小魚でも良いとし、「私も両足で疲労骨折を経験しました。20歳までに骨をしっかりつくってほしい」と訴えた。

家庭では、夫でラグビートップリーグ・ヤマハ発動機のフランカー三村勇飛丸(ゆうひまる、31)の食事を管理。バランス良い食事を毎食作る大変さにも触れた。「主食、主菜、副菜を一緒に盛った丼をよく作ります」。肉とブロッコリー、タマネギを調理した丼ご飯を紹介。試合前日や当日の食事例も挙げ、当日の朝にはカボチャのポタージュを添えているという。【倉橋徹也】