日本ラグビー協会は12日、21年度の日本代表候補選手52人を発表した。

20年度は新型コロナウイルスの影響で、予定していたテストマッチなどを行えず、代表活動は過去最高の8強入りを果たした19年W杯日本大会以来となる。

代表候補には同W杯代表フランカーのリーチ・マイケル(31=東芝)、プロップ稲垣啓太(30=パナソニック)、WTB松島幸太朗(28=クレルモン)らが名を連ね、フッカー堀江翔太(35=パナソニック)やSH田中史朗(36=キヤノン)らは外れた。1月の全国大学選手権で天理大を初優勝に導いたCTBシオサイア・フィフィタ(22=近鉄)らが初選出。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(51、HC)が継続して指揮を執る。

コロナ禍でニュージーランドに滞在中のジョセフHCは「今回のスコッドは、経験値のあるプレーヤーと今後代表でプレーしていくポテンシャルを持つプレーヤーのバランスがうまく取れています。これから(23年W杯フランス大会まで)の2年でチームの層を厚くしていく必要があり、今回のスコットランド遠征はそのスタート地点に過ぎません。35人の最終スコッドは5月の(トップリーグ)決勝が終わってから発表したい」とコメントを寄せた。

5月のトップリーグ終了後、代表の最大のターゲットは6月26日。イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドを代表する選手を集めて4年に1度編成される「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」とスコットランドでテストマッチを予定している。

この日発表された代表候補選手は以下の通り。

◆FW(29人)

浅岡俊亮(トヨタ自動車)

稲垣啓太(パナソニック)

バル・アサエリ愛(パナソニック)

垣永真之介(サントリー)

北川賢吾(クボタ)

具智元(ホンダ)

中島イシレリ(神戸製鋼)

クレイグ・ミラー(パナソニック)

森川由起乙(サントリー)

坂手淳史(パナソニック)

中村駿太(サントリー)

彦坂圭克(トヨタ自動車)

堀越康介(サントリー)

マーク・アボット(サニックス)

ビンピー・ファンデルバルト(NTTドコモ)

長谷川崚太(パナソニック)

ヘル・ウベ(ヤマハ発動機)

ジェームス・ムーア(サニックス)

リアキ・モリ(日野)

小沢直輝(サントリー)

ベン・ガンター(パナソニック)

ジャック・コーネルセン(パナソニック)

松橋周平(リコー)

ピーター・ラブスカフニ(クボタ)

リーチ・マイケル(東芝)

テビタ・タタフ(サントリー)

ナエアタ・ルイ(神戸製鋼)

アマナキ・レレイ・マフィ(キヤノン)

姫野和樹(トヨタ自動車)

◆BK(23人)

荒井康植(キヤノン)

小山大輝(パナソニック)

斎藤直人(サントリー)

茂野海人(トヨタ自動車)

田村優(キヤノン)

前田土芽(NTTコミュニケーションズ)

松田力也(パナソニック)

江見翔太(サントリー)

ジョネ・ナイカブラ(東芝)

シオサイア・フィフィタ(近鉄)

中野将伍(サントリー)

松島幸太朗(クレルモン)

アタアタ・モエアキオラ(神戸製鋼)

レメキ・ロマノ・ラバ(サニックス)

梶村祐介(サントリー)

シェーン・ゲイツ(NTTコミュニケーションズ)

中村亮土(サントリー)

ディラン・ライリー(パナソニック)

ラファエレ・ティモシー(神戸製鋼)

尾崎晟也(サントリー)

野口竜司(パナソニック)

ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタ)

山中亮平(神戸製鋼)