開志国際(新潟)は岐阜女に40-56で敗れ、初の4強に届かなかった。相手の圧力に手を焼き、14ターンオーバー。ミスでリズムに乗れなかった。今大会が全国大会デビューとなったPF亀田樹里(3年)がともにチーム最多の16得点、9リバウンドで気を吐いたが強豪に屈した。
◇ ◇ ◇
亀田は誰よりも気迫を全身に充満させていた。「すべてを懸けて楽しむ。やり切る」。チーム最多の16得点。3点シュートはチームで22本打ち、成功2本と低調だったが、その成功した2本は亀田が決めた。「1対1で抜かれる場面など、やり切れたかどうかは…」と敗戦に肩を落としたが全国の舞台で躍動した。
「中学(青森・浦町中)では全国大会に出ていない。レベルの高いところでやりたいから開志国際にきた」。そう話した亀田が全国のコートに立つまで長い時間がかかった。1年冬には右膝前十字靱帯(じんたい)断裂。2年冬には左人さし指を骨折し手術した。今大会は故障を脱し迎えた3年の最初で最後の夏だ。「速さと強さで勝負しようと思っていた」。迫力満点のドライブを決めるなど気持ちを乗せたプレーを見せた。
伊藤翔太監督(32)は「強さと速さを強化してきた。ここから上に行くためには判断力とスキルを加えなければ」と次の段階への課題を挙げる。亀田も「まだ通用しない。この悔しさを全部、ウインターカップにぶつける」とレベルアップへ意欲満々だった。【涌井幹雄】


