新潟アルビレックスBBが茨城ロボッツを87-79で破り、今季2度目、同一カードでは初の連勝を決めた。87点は今季最多得点。PG納見悠仁(24)がプロキャリアハイで両チームの日本人選手最多の20得点をマークした。4本の3点シュートを決め、4アシスト、3スチールと攻守で要所を抑える活躍でこの試合のMVPを獲得した。新潟は次節2月2日、宇都宮ブレックスとアウェーのブレックスアリーナ宇都宮で対戦する。

納見が感情をあらわにした。第3Qの残り5分54秒、40-40から3点シュートでリードを奪うと拳を握りながら雄たけびを上げた。約40秒前には37-40から同点の3点シュートを決めていた。「どちらも打ち切ることができた」。このQは52-51の残り2分8秒にもリードを広げる3点シュート。この試合で成功した4本のうち3本を集中させた。新潟は第3Qで60-54と逆転。納見がその逆転劇を支えた。

「自分が点を取れるところは取り、その中で周りを生かす」。自己最多の20得点はチームの歯車の1つになった証し。4アシストとボールをさばき、3スチールと相手の隙を逃さなかった。この日の納見のターンオーバーは2つ。29日の1戦目の4から半減した。「ボールを持ちすぎてミスをすることがあったが、今日はパスをしっかり回していた」。平岡富士貴監督(47)は司令塔としてのプレーを評価した。

「攻守がつながるイメージでやっていた」。平岡監督は試合内容に及第点をつけた。第2Q中盤には18-34と一時16点のリードを許した。それでも「1人1人が強度を上げてファイトすれば追いつけると思った」と平岡監督。粘り強い守備で相手の攻撃を止め、そのリズムで攻撃に転じた。ミスの連鎖で崩れていった26連敗中のひ弱さは、もうなかった。

前日の連敗ストップを無駄にしないためにも連勝は必須だった。納見は「これからも崩れずにいいイメージを持って戦えれば。少しでも連勝を伸ばしたい」。連敗脱出に続いてつかんだ今季4つ目の白星。同時にチームとしての自信も手にした。【斎藤慎一郎】

○…ベテランのSG佐藤公威(37)が献身的なプレーで勝利の土台を作った。18分ほどの出場で無得点だったが、ボールを持つと味方の陣形が整うまで保持して起点になり、守備でも相手に厳しくマークしながら仕事をさせなかった。「打てるところでは打とうと思っていたが、当たっている選手もいたので」と裏方に徹した。「コートでは1つ止めたら、もう1つ止めようと声を掛け合った。今までになかったこと」。連勝の中にチームの結束力を感じていた。