9日に開幕するラグビーのリーグワン1部・花園近鉄ライナーズの野中翔平主将(28)、飯泉景弘ゼネラルマネジャー(GM=50)、向井昭吾ヘッドコーチ(HD=62)が6日、地元東大阪市役所の野田義和市長を表敬訪問し、シーズンへの意気込みを語った。
花園は昨季、歴代ワーストの開幕14連敗を喫するなど最下位に終わり、入れ替え戦の末になんとか1部残留。今季は日本代表監督などを歴任した向井HCが就任し、復活を期する。
向井HCは「初戦をしっかり取れれば勢いに乗っていける。1戦1戦ヒーローが出てくるような試合をやっていきたい」。オフシーズンはディフェンス面の強化に務め、手応えも十分。「ベスト6を目指したい。半年間ずっと良いチームはない。W杯に出場者が多かったチームはエアポケットにも入りやすい。関西は野球もサッカーも優勝した。僕たちも頑張りたい」。プロ野球の阪神、オリックスやサッカーのヴィッセル神戸にあやかりたいところだ。
一方、野中主将は「去年は選手層の薄さを露呈した。そこが少しずつ埋まってきて、チーム全体の底上げができている。去年とは全然違うと思っている」と力こぶ。「スペシャルなことはない。自然な緊張感はありますが、そんなに意識することなく、いつものプレーができれば」と開幕を目前に控えても気負うことなく平常心を保っている。
HCが代わり、練習もきつくなった。「去年結果が出なかったのは事実ですし、去年より頑張らないと行けないのは自然」と話したが、向井HCから「10段階で6くらいですよ」とさらりと言われ、ビビる場面もあった。
この日、埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉)の日本代表フッカー、堀江翔太(37)が今季限りでの現役引退を表明した。同じ大阪出身のラガーマンの引退について、野中主将は「そんなおこがましいことは言えないですけど」と前置きしつつ、「ホーム開幕戦がパナソニック戦。いつも通りやることは変わらないですけど、僕も堀江さんも出場したら、空間や時間を楽しみたいです」。17日に東大阪市花園ラグビー場で行われる埼玉戦を心待ちにした。


