佐賀工(佐賀)は東福岡相手に“五度目の正直”とならなかった。

花園で過去4度敗れている相手に白星はつかめなかった。キックでチームを引っ張ってきたSH井上達木(3年)とSO服部亮太(3年)が思うようなプレーができず。服部は「自陣でラグビーをしたら負けるのはわかっていたので、いいキックを蹴ってみんなを楽にさせようという気持ちがちょっと出過ぎた」と反省。

枝吉巨樹監督(48)も「なかなかうちもエリア取りで負けたことがなかった。ホームランを狙ったキックをしている。距離も正確性も常に平均値でいいんだよと。もうちょっと手堅くいけば」と後手に回り苦しい展開を強いられた。

それでも後半から投入されたWTB内田慎之甫(2年)が縦横無尽にグラウンドを駆け回り、ハットトリックを達成。「彼のスピードを最大限発揮するんだったら後半発進でいった方がいいんじゃないか」という枝吉監督の起用もズバリはまった。

だが、終盤の追い上げも届かず。2000年度以来、23大会ぶりの決勝進出を逃した。CTB大和哲将主将(3年)は「いいランナーを止めきれなかった。カウンターが来るのはわかっていたけど。自分たちのディフェンスの甘さが出た」と涙だった。