中井亜美(17=TOKIOインカラミ)が優勝を飾った。フリーで2位の129・18点とし、合計192・84点。冒頭で大技トリプルアクセル(3回転半)を決め、ショートプログラム(SP)3位から逆転した。

「優勝した実感が湧かなくてパニックになっている」と笑顔。著作権の問題で7月に急きょ振り付けをした新曲「What A Wonderful World」で好演を披露し「すごく気持ち良く滑れた。自分に合っているのかなと思う。滑っている途中でも緊張はあまりなく、いつも通りの練習の感じでできた」とうなずいた。

中井は今季からシニアデビュー。基礎点が高いトリプルアクセルを武器としており、来年2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)出場を目指している。武器の3回転半は「練習での確率もすごく上がっている。練習で3回連続で降りることもある」と自信の表情。五輪への距離感も「少し近づいたかな」と手応えを口にした。

2位は3月の世界選手権銅メダルの千葉百音(20=木下グループ)で192・44点。3位は昨年12月の全日本選手権以来の実戦復帰だった三原舞依(25=シスメックス)で合計188・77点だった。SP首位の三宅咲綺(22=シスメックス)はフリー8位と失速し、合計188・07点で4位だった。【藤塚大輔】

◆ミラノ・コルティナ五輪男女シングルの選考条件 出場枠は各3。全日本選手権の優勝者が最優先で代表入り。2人目は全日本の2、3位、グランプリ(GP)ファイナル(12月4~6日)の日本勢上位2人、全日本終了時でISU公認のシーズン最高得点上位3人から選出。3人目は全日本終了時の世界ランキングや日本連盟独自の国際大会ポイントの上位3人などを選考対象に加える。