リーダー格の助っ人がチームを鼓舞する。B3新潟が27日、B2山形とのプレシーズンゲーム(30日、山形・山辺町民総合体育館)に向けた全体練習をアオーレ長岡で行った。今季B1昇格の富山から移籍の新外国籍選手、PFユージーン・フェルプス(35)がこの日から合流。練習中にゲキを飛ばすなど、さっそくけん引役としての一端をみせた。フェルプスの合流で今季の全12選手がそろった。
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大トリがチームを引き締めた。ハーフコートでの実戦形式の練習中、プレーの合間にフェルプスが突然、通訳を介して話し始めた。「守備をやっているが、短時間の間にターンオーバーを10個はしている。もっと集中しよう」。淡々と説くような話しぶりにチームメートは即反応。声を出し、ミスをすると指摘し合ってムードを作った。
「自分は年齢が上の方。チームを鼓舞しなければいけないと思ったし、どんどん輪の中に入っていこうと思う」。合流初日にして、存在の大きさを見せつける。26日午後9時に長岡市に到着。時差ぼけもあり、就寝時間は2時間ほどだったが、午後1時から3時間のメニューを全て消化した。オフの間は実戦とフィジカルの1日2部練習で調整し、状態は万全だ。今季の新潟が掲げる攻守の切り替えの速いスタイルの中、トップスピードで走り、リバウンドやラストパス。そしてダンクも披露。プレーのすごみも説得力を高めた。
23-24年、B2愛媛で1試合平均22・6点、同リバウンド12・9で、得点とリバウンドの2冠を獲得した。昨季はB2富山でレギュラーシーズン1試合平均16・3得点でB1昇格に貢献。鵜沢潤監督(43)は「もちろん得点、リバウンドを期待している」と話す。そして「特に外国籍選手のまとめ役になってほしい」と人柄にも信頼を寄せる。
19年にB1琉球加入で初来日後、今季でBリーグ在籍連続7季目になる。フェルプス以外の新潟の新外国籍選手、SFアイザイア・パウエル(25)とPFのB・J・マック(25)は初めての日本。「来日前にSNSでつながり、連絡を取り合った」と先輩としてのケアも抜かりない。
山形戦で新潟デビューの予定だ。「対人のバスケは3カ月ぶりだが、準備はできている」と楽しみにしている。【斎藤慎一郎】
◆ユージーン・フェルプス 1990年1月23日生まれ、米国出身。カリフォルニア州立大ロングビー校卒業後、メキシコリーグなどでプレー。19年B1琉球に移籍。20年からB2愛媛でプレーし、23-24年はB2の得点王とリバウンド王を獲得。24-25年はB2冨山に所属し、計63試合に出場。ポジションはPF。198センチ、113キロ。背番号4。


