今季限りで現役引退を表明している坂本花織(25=シスメックス)はフリー2位の138・39点をマークし、合計203・64点で2位となった。

5日のショートプログラム(SP)から2つ順位を上げたが、サルコージャンプが2回転となるなど、課題が残る演技となった。「かわいい言い方をすると、ラプンツェルみたいだった」と切り出し、アニメ映画「塔の上のラプンツェル」を引き合いに現状を説いた。

映画の主人公にあたる少女ラプンツェルは、塔から出ることがかなわない設定。坂本いわく、オフシーズンのマイペース調整が「ずっと塔の中にいて、外の世界を見ていない」というストーリーと重なるといい「ちょっと遅かった。もうちょっとやりすぎくらいな感じでも良かった」とここまでの道のりを省みた。

次戦はグランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス大会(10月17~19日)。来年2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の代表選考においても、重要な競技会となる。「しっかり時間はある。上がるか、下がるかは自分の練習次第。しっかり練習を積んで、次のグランプリでは後悔ないようにしたい」と修正を誓った。【藤塚大輔】