ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグBリーグは3日、青森ワッツに所属するアシスタントコーチ1人の規約違反について制裁を決定し、発表した。裁定委員会に諮問して答申を受け「けん責およびバスケットボール関連活動の全部の停止・禁止3カ月間」とした。期間は制裁決定の翌日(2025年10月4日)から2026年1月2日まで。
関係証拠を総合すると、現在は青森に所属するアシスタントコーチが、昨季2024-25年シーズンに在籍していた山形ワイヴァンズで、チームスタッフに対して25年1月初旬ごろから同年2月末ごろまで、業務上のミスをした際に「ポンコツ」「使えない」「どんな育て方をしたらお前みたいな人間になるんだ」「親の顔が見てみたい」といった発言を日常的に繰り返した。
さらには、スタッフの二の腕を複数回つねったり、頬を拳で数回、鈍い音が鳴る程度の強さで殴打したりした事実が認定された。
Bリーグによる【制裁理由】は次の通り。
本件は、アシスタントコーチがチームスタッフに対して人格否定的な発言をし、暴力をふるったハラスメント事案で、その態様は人格を著しく傷つけるものであり、暴力行為は刑法犯にも当たり得る悪質なものであるから、相当程度、重い処分も考えられるところである。
他方で、本件コーチは、本件発覚後、所属クラブとの契約を解除されて以来、約6カ月にわたり、実質的に活動停止に近い境遇にあったとも評価でき、相応の社会的制裁を受けたといえること、おおむね事実を認めて反省していること等の事情もあることから、これを十分に斟酌(しんしゃく)し、処分の重さを一定程度減ずるのが相当であり、よって、制裁案が妥当と判断する。
なお、この件で今年7月22日にBリーグは山形に対して制裁を決定。ただし、アシスタントコーチは3月4日付で山形との契約が解除されたことから、制裁決定時点で「Bリーグ関係者」ではなかったため、制裁の対象にはならなかった。
そのため、監督責任を問われたクラブだけに、けん責と制裁金100万円が科されていた。しかし、同コーチが9月10日に青森と新規契約。改めて「Bリーグ関係者」に該当することになったため、Bリーグ規約の制裁対象になり、今回の処分に至った。


