対日輸出した米国産牛肉から除去を義務付けられた特定危険部位の脊柱(せきちゅう)が見つかった問題で、米農務省は24日、食肉業者を同省に呼び、再発防止策などを話し合った。業界側は「業界全体の重大な失敗で言い訳できない」と全面的な謝罪を表明した。
米業界関係者の間では当初、日本の貿易再停止措置を行き過ぎと批判する声が相次いでいた。しかし、米国の安全対策に対する日本国内の厳しい批判を受け、低姿勢に転じたもようだ。
この日の会合には対日輸出にかかわる全米約40の業者が参加。ジョハンズ農務長官は「米国産牛肉への信頼維持が決定的に重要だ」と述べ、輸出条件を順守するよう重ねて要請した。(共同)
[2006/1/25/10:49]