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  今、心の診察室では
 

【第47回】

職場のストレスから痛みが発生

今、心の診察室では

舌痛症(上)

 今、「舌が痛い!」と訴えて歯科を訪れる患者が多くなっている。

 大手不動産会社の人事担当として、厳しい立場に置かれていたK男さん(45)もその1人。会社の生き残りをかけて、厳しいリストラを遂行する側の最前線に立たされていた。来る日も来る日も団塊の世代のリストラ対象者を説得して回る。リストラされる側からすれば“鬼”に見えて当たり前。厳しい言葉が、背中だけではなく、真正面からもぶつけられる。

 そんなある日、いつものようにリストラ対象者を説得中に、K男さんは舌の痛みを訴えた。「口内炎ができた」と思っていた。が、痛みはいつまでも続く。多忙な中、なんとか時間をつくって耳鼻咽喉(いんこう)科を受診した。

 担当医は「これは歯が影響しているのでしょう」と、日大歯科病院(東京都千代田区)口腔(こうくう)診断科の後藤實助教授を紹介した。「全身と口腔内の検査を十分に行い、舌痛症と診断しました。舌痛症は40歳以上に断然多い。それも女性に多いのです。家庭の問題以外に、鏡の中の年をとった自分が嫌、といったことも大きく関係してきます。ところが、K男さんのような男性の場合、職場でのストレスが原因のほとんどです」と後藤助教授。

 加えて、K男さんは舌の裏側に全く異常がないので、舌がんと思い込んでいた。K男さんの父親は大腸がんで亡くなっていた。本人は「そうだ、私はがん体質だ!」と思い込んだ。

 「がんだと思い込む人が多いのも舌痛症の特徴です。患者さんが強くがんを疑っていらっしゃる場合には、検査データをすべて示し、がんではないことを保証します」。

 面接と薬物療法が進められ、K男さんの症状は回復し始めた。すると、K男さんに治そうという意識が増し、回復が加速度的によくなった。リストラにも一段落がつき、K男さんの舌痛症は半年で完治した。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

舌痛症

 ストレスが原因となって身体疾患を引き起こす心身症の1つ。舌がピリピリする、しゃく熱感など、患者は舌の痛みだけを訴える。
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