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  〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今
 

【第25回】

周囲の受け入れが2次障害防止へ

〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今

発達障害(4)

 「アスペルガー症候群って知っていますか?外見ではわからない自閉症の一種です。私は知能にも言語機能にも不自由はありませんがコミュニュケーションや対人関係に障害があります。御迷惑をおかけする事もあるかもしれませんがよろしくお願いします」

 千葉県在住のHさん(40歳)は、コンピュータで自作した名刺にこんな文章を添えている。HさんがAD/HD(注意欠陥/多動性障害)とアスペルガー症候群(広汎性発達障害)という発達障害があると診断されたのは38歳の時だ。

 Hさんは子どもの頃から、動作が遅く集団生活に馴染めなかった。学校でも、自分だけ違う世界にいるような感覚で、よくいじめにもあったという。

 高校卒業後グラフィックデザインの専門学校に進学、その後、印刷関係、コンピュータ関係、配送業など、職業を10回以上も転々としたが、職場の人間関係や仕事上のトラブルで長続きはしなかった。

 仕事の手順を、口頭で説明されてもよく理解できない。自分のやり方にこだわってしまう。不注意のミスが重なり、職場の上司や同僚から激しく叱られていた。言い返すこともできずにストレスをため込む毎日が続きうつ状態となった。うつ病のために通院した病院で、3カ月間診察を重ねた結果、発達障害であるとして、休職を勧められた。

 「一生懸命やっても辛いことばかりでしたが、診断を受けて、そうだったのかとホッとしました。でも子どもの時に診断を受けて障害児として育ったら、社会人としての経験や技術の拾得はできなかったかも…」とHさんは遠くを見つめた。

 Hさんは今、在宅で、得意のコンピュータを使った編集関係の仕事や、発達障害の当事者グループづくりの準備も始めている。

 岐阜大学精神科の高岡健医師は「発達障害という診断を下して苦手な分野の矯正をはかるだけでは、本人の利益になるとは思わない」とした上で、発達障害には、Hさんのような2次障害が起きることがあると指摘する。「失敗による自信喪失や周囲からの叱責、批判などで不安や緊張感が増大し、うつ状態になったり、失敗や恥をかく事に過敏になる。激しいいじめの経験のために自分への攻撃を過大に受け止めるようになる場合もあります」と説明し、周囲の温かい受け入れ態勢が2次障害を防ぐことを強調している。

【ジャーナリスト 月崎時央】

HさんのHP むーんらいずのADHD・LD・ASの部屋

 発達障害について当事者の視点から情報を提供する。http://www.geocities.jp/luna823jp/
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