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  この病気にこの名医
 

【第79回】

歯状線2センチ奥なら肛門温存可能

この病気にこの名医

大腸がん(外科)(下)

 大腸がんは、結腸がんと直腸がんを合わせたもの。実際にがんができやすい部位は、直腸と直腸の手前のS状結腸。この2カ所で大腸がんの約70%を占めている。  その直腸がんが早期に発見されると−。「患者さんの身体に負担の少ない『内視鏡的粘膜切除術』が受けられます」と、要町病院付属消化器がんセンター(東京・豊島区)の太田博俊センター長(61)は言う。

 さらに、同じ早期の直腸がんでもより肛門に近いところにできると−。「その場合は『局所切除術』で対応します」。内視鏡でも腹腔鏡でもない。もちろん、開腹手術でもない。「経肛門的(肛門を開いて)に粘膜内に広がったがんを一括切除するのです。また、直腸がんのできた場所によっては、尾骨の横の皮膚を縦に切ってがんにアタックすることもあります」。

 手術空間が狭いが、排便障害を起こさないように行われる。内視鏡的粘膜切除術では麻酔は必要ないが、局所切除術は腰椎麻酔下で行われる。

 直腸の進行がんになると、患者の頭には「人工肛門(ストーマ)」が浮かび上がる。「15年前は直腸と肛門の境界である歯状線から4センチ以上がんが奥に離れていると、肛門は温存できました。それが今では2センチまでになり、直腸がんの手術で肛門温存の可能性がより高くなってきています」。

 ここへきての進歩はより目覚ましく、太田センター長のこの3年の手術でも、それが十分にうなずける。下部直腸がん122例中61例にストーマが造られた。その中の35例が一時的ストーマで、永久的ストーマは26例にすぎなかった。

 直腸がん患者全体では10年前は約40%が人工肛門に。それが今は約20%となった。だが、肛門括約筋が弱い場合は、QOL(生活の質)を考慮して逆にストーマを選択するケースもあるという。「高齢者は肛門括約筋が弱い方が多く、その場合は便をもらすことがあるのでストーマにする方がいいときもあります。もちろん、若い方では極力肛門を残します」。

 同時に、自律神経温存の手術が改良に改良を重ねられ、今日では直腸の進行がんでも自律神経温存が基本になった。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆大腸がん(外科)の名医◆

 ▽名古屋第二赤十字病院(名古屋市昭和区)第3外科・長谷川洋部長、第6外科・坂本英至部長
 ▽ベルランド総合病院(大阪府堺市)外科・亀山雅男部長(副院長)
 ▽久留米大学病院(福岡県久留米市)消化器病センター・白水和雄教授
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