2大会連続銀メダルの平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が悲願の金メダルに輝いた。3回目に96・00をマークし、スコット・ジェームズ(オーストラリア)を逆転した。表彰式後のインタビューの主な一問一答は以下の通り。

-3回目の採点表を見ると、2つ目がダブルになっている

平野歩 あれはダブルコーク1440です。

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-五輪金メダル3度のショーン・ホワイト選手(米国)とは何か話は

平野歩 ショーンも自分のことを褒めたたえてくれていて「マジでいい滑りだった」と。そんなようなことを自分に言ってくれていて、本当に結果どうこうじゃないというのがショーンと僕の中では、うっすらとつながっている部分なのかなと思います。そういうものがお互いの中で、毎回会うたびに声かけてくれるし、自分も。自分にできない、自分がしたことのない経験をショーンはこの場(五輪)でして、チャレンジしたと思うので、すごいそういう背中はリスペクトしている。今日、こういう演技につながったのも、弟がいたり、ショーンがいたりというものが、背中を押してくれたと思う。彼は本当に、いつまでも、結果どうこうじゃなくて、この場に立っているということが、本当にすごいことだと思うし、彼しかできないことをやっていると思います。

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◆トリプルコーク1440 斜め軸に縦3回転、横4回転する大技。技名にある「トリプル」は縦に3回転することを指す。「コーク」とはコルクスクリューの略で、コルク用の栓抜きのように、らせん状に渦を巻く回転形式であることに由来。1440は回転数(360×4)を意味する。昨年12月のデュー・ツアーで、平野歩夢が公式戦では世界で初めて成功させた。