なぜ? どうして? これを知ればミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の観戦がもっと楽しくなる。今回は「ジャンプのスーツ枚数制限」について紹介します。

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ジャンプはシーズンごとにルール改正がある。シーズン中に変更されることもある。国際スキー・スノーボード連盟(FIS)の理事会で承認されて、最終決定となる。

昨季(24-25年)からスーツの使用枚数の制限が設けられた。五輪、世界選手権、W杯、夏の国際大会(GP)において、1試合につき使用できるのは1着のみ。五輪では大会を通して2着と決まっている。これまでは無制限だったため、欧州の強豪国では、1度着たスーツを着ずに飛躍ごとに着替えるチームもあったという。FISは、予算が限られた国と強豪国の選手との平等化、コスト削減、持続可能性の観点から、ルール変更を決定した。

日本にとって決してマイナスなルール変更ではない。欧州の強豪国と比較すると、シーズンを通して用意するスーツの枚数は多い方ではなかったためだ。

スーツが破損した時は、報告の上、そのパーツ部分を交換することができる。降雨や降雪などの状況で2着目の使用が認められることもある。

スーツは袖や身ごろなど、パーツごとにIDチップが装着されており、登録されているスーツかどうか、出場時にチェックされる。