2020年東京パラリンピックで行われる22競技の実施種目が計537となることが4日、決まった。国際パラリンピック委員会(IPC)によると、昨年のリオデジャネイロ大会から9種目増え、参加選手は4400人、そのうち女子が1756人と想定し、共に史上最多となる見込み。女子選手数の増枠は東京五輪の種目決定でも重視されており、時代の流れに対応した形になった。

 パラリンピックの種目は障害の程度によって細分化されており、大会ごとに改編される。新採用のバドミントンは14種目、テコンドーは6種目となった。障害が重い選手の出場機会を増やすため、リオ大会で日本勢が活躍したボッチャは参加選手の数が8人増えて116人になった。

 クラス分けが細分化されて実施種目数が膨らんでいた陸上、競泳は種目数の削減が進み、陸上はリオ大会の177から168となり、競泳は152から146に減った。一方で陸上は男女混合種目の実施が決まった。

 柔道は種目数の変動はなかったが、男子の出場枠が4人減り、女子が10人増えた。車いすフェンシングは女子の枠が12人増え、新たにサーブル種目が加わった。