女子50メートル自由形S13(視覚障害)で辻内彩野(22=OSSO南砂)が27秒92の日本新をマークし、今夏の世界選手権派遣標準記録を突破した。同種目のS11(同)では石浦智美(31=伊藤忠丸紅鉄鋼)も32秒09の日本新で代表権を手に入れた。

男子でもS11の日本のダブルエースが存在感を発揮した。木村敬一(28=東京ガス)が200メートル個人メドレーと50メートル自由形で、富田宇宙(30=日体大大学院)が200メートル個人メドレーと400メートル自由形で代表権を獲得した。

男女9人が計12種目で標準記録を突破した。また、9つの日本新記録が誕生した。

世界選手権は7月29日から8月4日までマレーシアのクチンで開催予定だったが、国際パラリンピック委員会が1月末に同国から開催権を剥奪。同じ時期に他国での開催を目指して調整が続けられている。