男子は08年北京からパラリンピックに3大会連続出場し、すべて入賞している洞ノ上浩太(46=ヤフー)が1時間30分40秒で優勝した。

女子は東京パラ参加資格ランキングで4位につける喜納翼(30=タイヤランド沖縄)が1時間45分4秒で優勝。トライアスロンとの二刀流で代表を目指す土田和歌子(46=八千代工業)は同タイムで2位だった。

今回のレースは世界パラ陸連公認で、日本パラ陸連東京陸協、自衛隊、立川市が協力して開催された特別レース。マラソンを専門にする国内選手にとって東京パラ代表に近づく事実上のラストチャンスだったが、強風と寒さ、起伏がないコースに目標タイムをクリアした選手はいなかった。

車いすマラソンの東京パラ出場枠は1国・地域で男女最多3人。日本勢で代表に内定しているのは19年4月の世界選手権男子3位の鈴木朋樹(26=トヨタ自動車)だけ。4月1日までの2年間限定の参加資格ランキングで6位以内、さらに世界選手権での内定者を除く上位2人という条件をクリアしなければならない。