東京オリンピック(五輪)男子20キロ競歩代表の高橋英輝(27=富士通)が28日、オンラインで取材に応じた。

今夏に札幌駅南から繁華街すすきのを往復する五輪コースを視察したという。「実際に見に行って気が引き締まった。コースは平らで日陰もあり、いいコース。大都会のレース会場。多くの人に自分のレースを見てもらえるチャンス。うれしい」と話した。

2年前に右脚の大腿(だいたい)骨を疲労骨折した。その影響もあってか、体の軸が右に傾くなどフォームを崩していた。理想の動きができず、歩型違反も取られやすくなっていた。今は、臀部(でんぶ)の筋肉を使えるように意識するなど修正を施している。昨年まで日本選手権5連覇などラストの切れ味は日本競歩界でも随一。高橋は「歩型を直せれば、目標に近づける。そこにフォーカスして頑張りたい」と意気込んだ。