16年リオデジャネイロ五輪400メートルリレー銀メダルのケンブリッジ飛鳥(28=ナイキ)が、敗退した。準決勝3組で10秒44の5着。得意の後半で伸びなかった。「悔しいですね。最初から最後までかみ合わなかった」。昨夏に自己ベストの10秒03を出したが、今季は右太もも裏の違和感を抱えていた。「難しいシーズンになってしまい残念な気持ちでいっぱい」とした。

リオ五輪ではアンカーを務めた。ウサイン・ボルト(ジャマイカ)と競り合う姿は大会の名場面となった。「リオのあと、世界で戦える選手を目指してやってきて、ほとんどのシーズンでそこにたどり着くことなく終わったのが悔しい。やっぱり陸上競技って難しいなと感じた」と話した。