球界も21年東京オリンピック(五輪)へ、リスタートする。侍ジャパンは25日、今夏までの契約だった稲葉篤紀監督(47)に遅くても来夏までに延期となった五輪へ続投を要請した。正式決定には至っていないが、順調に話し合いが進んでいる。

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侍ジャパン稲葉監督が来夏までに延期となった東京五輪も指揮を執る見通しとなった。日本野球機構(NPB)の井原事務局長は指揮官と連絡を取り、契約延長を要請した。「順序立てて球団(SCOとして在籍する日本ハム)とも話している。順調に進んでます」と手応えを示した。当初の契約は今夏までで契約を見直す必要があった。近日中に合意するとみられる。

稲葉監督は日本ハムの札幌の球団事務所を訪れた。「今日、お話しできることはありません。すいません」と話すにとどめた。日本ハムの川村球団社長も要請を受け「本人にも意思を尊重するから、と伝えた。『分かりました。ありがとうございます』と話していた」。金子ヘッド、建山投手コーチ、井端内野守備走塁コーチ、清水外野守備走塁コーチ、村田バッテリーコーチと現スタッフにも契約延長を要請する。