東京オリンピック(五輪)柔道男子66キロ級の代表決定戦が行われ、17、18年世界王者の阿部一二三(27=パーク24)が19年世界王者の丸山城志郎(23=ミキハウス)に24分の死闘の末、大内刈りで優勢勝ちし、初の五輪代表に決まった。

   ◇   ◇   ◇   ◇

阿部一二三(23=パーク24)は、今年の漢字に成長できた1年として「成」を挙げた。

一夜明け、改めて死闘の映像を見返し「すごく濃い24分間の試合だった。最後まで集中を切らさず、自分の柔道を貫けた」と胸を張った。13日夜は各局のテレビ番組に生出演。その後もアドレナリンが出てか、寝付けず、午前4時に就寝。8時ごろに目覚めたという。7カ月後の初の夢舞台へ「さらに成長し、強くなった姿を見せたい」と気持ちを新たにした。