卓球の東京五輪女子代表は3日、埼玉県内で団体戦を想定した強化試合を行った。対戦相手は16年リオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得し、日本が準決勝で敗れたドイツを想定し、強打の左利き、ペンホルダー、カット主戦型の3人をそろえた。日本代表はダブルス1試合、シングルス4試合で5戦全勝。

団体戦の実戦は19年11月のチームW杯以来で伊藤美誠(20=スターツ)は有観客での試合に「トレセンの緊張感とは少し違って、雰囲気が違う試合勘ができた」と本番に準じた環境での試合に感謝した。五輪本番に向けては「私は3種目に出場する。全試合で勝てることを目指し、日本の皆さんに良い色のメダルを持って帰りたい」と意気込んだ。