【金子真仁アメリカ横断ウルトラドライブ第2章】憧れR88…また絶対ここに来る!

旅が好きです。日本の全市区町村の97・3%を踏破済みです。掛け算の世の中、野球×旅。お気楽に不定期で旅します。題して「野球と旅を、こじつける。」。今回は少年時代からの夢の続き。今年も6月初めに「アメリカ横断ウルトラドライブ」の第2章へ向かいました。

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憧れのワイオミング州踏破に浮かれてTシャツを買った記者

憧れのワイオミング州踏破に浮かれてTシャツを買った記者

■サザンの「旅の途中で羅針盤、キミに預けたら」そんな感じ

間欠泉と素晴らしい自然のイエローストン国立公園をまたぐことでロッキー山脈を越え、いよいよアメリカ合衆国のまっただ中へ。

古き良き西部開拓の香り漂うワイオミング州コーディに、まばゆい朝が来る。旅3日目は順調にいけば650キロ近く走ることになる大陸大移動の1日。

スマホを使って1日のルートを想像する。同じようなアプリを使っているのに、私と相棒のスマホでは示すルートが違う。

どっちを選んでもきっと大差はないし、相棒のルートに決定。サザンオールスターズの「はっぴいえんど」という曲に「旅の途中で羅針盤、キミに預けたら」という歌詞がある。そんな感じだ。

■第24チェックポイント=ワーランド

コーディから南南東ルートで、中継地点のワーランドへ向かう。

相棒のスマホが導いてくれたこの道が、大正解にもほどがある大正解。うねりある草原のまっすぐ道、(おそらく州道)120号線は、なんでこれが世界屈指の名道に選ばれないか不思議なくらい。

ミーティートスの町外れでは子鹿がひょいと草原から顔を出してくれるし、グランドキャニオンを思わせる地層もあるし。

地図上では「飽きるだろうな」と思っていた道は、全く飽きない。これがアメリカの、ワイオミングの実力である。

やがて背筋を伸ばしに立ち寄ったワーランドの町には、ペプシ・コーラの看板がたくさんあった。どうやらこの州でのペプシの中心地のようだ。

■第25チェックポイント=ジレット

ワーランドから東は丘陵地帯だ。道がすごくなる。地平線くらいの位置の丘の上に、いま走っている道路の「続き」が見える。

まっすぐだからこそ、広いからこそ。山岳地帯に入れば、道幅は広いとはいえ、日本とはけた違いの「崖っぷち」が続く。

左ハンドルとはいえ、右側斜面の迫力はなかなか怖い。助手席の相棒を怖がらせないように極力センターライン近くを走る、手に汗握るドライブだ。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。