【去りゆく沢村拓一へ】盟友 坂本勇人がどうしても「お疲れさま」と言えなかった理由

巨人坂本勇人内野手(37)が、「お疲れさま」を言えなかった理由とは―。

前ロッテの沢村拓一投手(37)が、現役引退を決断しました。巨人、ロッテ、大リーグのレッドソックスでプレーし、日米通算549試合に登板。新人王、最多セーブを獲得するなど、球界を代表する「剛腕」として、球史に名を刻みました。

年が明け、恩師や先輩、後輩、元チームメートや関係者に引退を報告。涙する人、ねぎらいの言葉、今後のエールなど、さまざまな声をかけられた中、同学年の盟友だけは、周囲と違う反応でした。坂本に真意を聞きました。

プロ野球




◆坂本勇人(さかもと・はやと)1988年(昭63)12月14日、兵庫県伊丹市生まれ。青森・光星学院で06年春の甲子園に出場。同年高校生ドラフト1巡目で巨人入団。12年最多安打、16年首位打者、最高出塁率、19年リーグMVP。ベストナイン7度、ゴールデングラブ賞6度。昨季は62試合の出場で打率2割8厘、3本塁打、22打点。プロ通算2272試合、2447安打、打率2割8分7厘、298本塁打、1060打点。186センチ、86キロ。右投げ右打ち。


◆沢村拓一(さわむら・ひろかず)1988年(昭63)4月3日、栃木市生まれ。佐野日大から中大を経て、10年ドラフト1位で巨人入団。1年目の11年に11勝(5完投)、防御率2・03(セ・リーグ3位)で新人王。15年に配置転換されると、守護神として2年連続35セーブ以上を記録し16年最多セーブ。20年9月に香月一也とのトレードでロッテ移籍。同年オフに海外FA権を行使しレッドソックス移籍。大リーグで2年プレー後、自由契約となりロッテに復帰した。13年WBC、15年プレミア12日本代表。NPB通算445試合、53勝58敗、79セーブ、防御率2・88。大リーグ通算104試合、6勝2敗、防御率3・39。184センチ、105キロ。右投げ右打ち。


25年9月30日、楽天戦で力投

25年9月30日、楽天戦で力投

「あかん。拓一、まだやれる」本当に嬉しかった言葉

沢村から電話で現役引退の報告を受けた坂本は「あかん。拓一、まだやれるねんから辞めるな」と言った。のちに、沢村は「勇人はあかんって。最後まで認めてくれなかった」と苦笑しながら「勇人の言葉が本当にうれしかった」と声を震わせた。


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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。26年は遊軍。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。