【ゆなすみの言葉/新ペアに聞く〈1〉】きっかけは?印象は?長岡柚奈&森口澄士

5月15日、フィギュアスケートの新ペアとして、長岡柚奈選手(17)森口澄士選手(21)組の結成が発表されました。

2人は同19日、所属先の木下アカデミーとスイスの名門クラブ「チーム・シャンペリー」との合同合宿中に、ペアとして初めて取材に応じました。

ペア結成に至った経緯、お互いの印象などを、「ゆなすみの言葉」としてお届けします。

フィギュア

5月15日に新ペア結成発表、17歳と21歳

長岡柚奈(ながおか・ゆな)

2005年(平17)7月13日、北海道生まれ。シングルは東北・北海道選手権大会ジュニアで21年3位、22年1位。22年全日本ジュニア選手権23位。23年1月の全国高校選手権(インターハイ)10位。趣味はうさぎを愛でること、料理。身長155センチ。

森口澄士(もりぐち・すみただ)

2001年(平13)12月29日、京都府生まれ。20年からペアに挑戦。シングルは同年全日本選手権で20年12位、21年13位、22年7位。村上遥奈とのペアで臨んだ22年全日本選手権で初優勝。23年3月の世界ジュニア選手権は4位。趣味は音楽鑑賞。174センチ。

5月19日の合同キャンプで練習に臨む森口

5月19日の合同キャンプで練習に臨む森口

パートナー探しが目的ではなかった

――ペア結成に至った経緯を教えてください

森口 (4月に)ペアのトライアルがあって、僕はパートナーを探しに行ったわけではなかったんですけど、ブルーノ先生が講師だったので、浜田(美栄)先生に「勉強のために行ってきたら」と言ってくださって。そしたら、長岡柚奈ちゃんという、リフトなどがとてもうまい選手がいて。ブルーノ先生も乗り気になって、いろいろなリフトをやったら、数日で3種類のリフトができるようになって、すごいなぁと思って。その後、ペアの話になって、ありがたいことに組んでいただけることになりました。

――2人で初めてペアを組んだ時の感触はどうでしたか

森口 僕はちょっと経験していて、柚奈ちゃんは初心者だったんですけど、リフトとかの勘が良い子だなというのを感じました。スケートもよく滑っていく子なので、ペアで2人で滑った時にどういうスケートが求められるのかなとか楽しみです。いや、楽しみというよりは、「この子がペアやったらすごいやろうなぁ」と思いました。でもまさかその後、本当に組むことになるとは思っていなかったので、ありがたいですね。僕も運が良くて、その時に「勉強してきたら」と言ってくださった浜田先生には本当に感謝をしていますし、そこにトライアウトとして興味を持ってくれた柚奈ちゃんに感謝したいです。

――今後はシングルとの二刀流ということになりますか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。