【りくりゅうの言葉】思わぬ忘れ物…アクシデントに動じない6季目の絆とは

【ソウル=藤塚大輔】ペアで愛称「りくりゅう」の三浦璃来(23)木原龍一(32)組(木下グループ)が、2年ぶり2度目優勝の舞台裏を明かしました。

フリーから一夜明け、昨季とは異なる手応え、リンク外での出来事、ともに出場した“ゆなすみ”こと長岡柚奈、森口澄士組(木下アカデミー)への思いを口にしました。

現地取材メディア限定のやりとりを「りくりゅうの言葉」として、お届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇2月22日◇ソウル・木洞アイスリンク

ペアで2年ぶり2度目の優勝を果たした三浦璃来、木原龍一組(中央)(共同)

ペアで2年ぶり2度目の優勝を果たした三浦璃来、木原龍一組(中央)(共同)

りくりゅうの精算スタイルとは…

―一夜明けて、演技はいかがですか

三浦自分たちの演技を見てみて、やっぱり今シーズン通して一番自信を持って挑めた試合だと思ったのと、スピードを最後まで出し切れたかなと思ったプログラムでした。

木原細かいミスはあったのですが、素直に自信を持って試合に臨めて、いい結果を残すことができたので、それはうれしかったと思いました。

4大陸選手権の一夜明け取材に応じる三浦璃来(撮影・藤塚大輔)

4大陸選手権の一夜明け取材に応じる三浦璃来(撮影・藤塚大輔)

―ブルーノ・コーチとは話をされましたか

木原けさ8時に一緒に朝食を食べて、技術的な振り返りは正直しなかったんですけど、来週の予定をどういうふうにしよう、ワールドに向けてこういうスケジュールにしよう、というのを大ざっぱに話しました。

―世界選手権では2年ぶりの優勝が懸かります

三浦そうですね。今回はショート、フリーと細かいミスがあったんですけど、失敗してもベースが上がってきたと感じる大会だったので「私たちがクリーンで滑りきれると、本当に高い点数がいただけるんじゃないか」と思えた試合だったので、約1カ月ほどですが、毎日悔いのない練習を続けていきたいと思っています。

ペアで2年ぶり2度目の優勝を果たした三浦璃来、木原龍一組(共同)

ペアで2年ぶり2度目の優勝を果たした三浦璃来、木原龍一組(共同)

―アイスダンスをご覧になられていました

木原技術的なことはおいておいて、その他の部分で自分たちがもっともっと成長できる部分はなんだろうと考えた時に、アイスダンスの選手の方のようなトランジション、表現の仕方をもっともっとできるようにならないといけないと2人とも感じていたので、今日、時間があったので、見学させていただきました。

4大陸選手権の一夜明け取材に応じる木原龍一(撮影・藤塚大輔)

4大陸選手権の一夜明け取材に応じる木原龍一(撮影・藤塚大輔)

―木原選手はシングルからペア。アイスダンスの選手からも学び、ある意味、全てのカテゴリーに触れていますが、フィギュアスケートってひとつなぎですか

木原シングルとペアは全くの別物だなと思います。滑るっていう動作は一緒かもしれませんが、人がいるのは僕にとっては全くの別競技のイメージなので。別物かな…(笑い)。

―今季、新しい振付師でSP、フリーをやっていて、今の完成度はどう感じられますか

三浦やっぱりシーズンの初めのころと比べると、どちらのプログラムも滑り込んでこられていると思っています。ただ、まだまだ自分たちはできるかなと思っているので、たぶん帰ったらまた手直しがあると思うので、次はNHLサイズなので、それに向けた準備をしていきたいと思っています。

木原昨年はケガがあったので、プログラムを一緒に作り上げていく感覚は一切感じることができなかったんですけど、今年はプログラムをチームで作り上げている感覚をものすごく実感することができて、昨年はやっぱりフリープログラムを滑りきるのがゴールになってしまっていましたが、今は滑りきるのは自分の中で難易度がかなり下がっていて、その中でさらにユニゾンを上げたり、自分たちが表現したいことを気を付けるレベルまで持っていくことができているので、ものすごくやっていて達成感、成長している実感があります。

ペアで2年ぶり2度目の優勝を果たした三浦璃来、木原龍一組(中央)(共同)

ペアで2年ぶり2度目の優勝を果たした三浦璃来、木原龍一組(中央)(共同)

―それはコーチ、振付師などから「こういうところ成長したね」と言われますか

三浦毎日フィルミング、動画を撮りながら手直しをするんですけど、やっぱり合うまで終わらないので。それを毎日繰り返して、それが自然にできるようになるまで毎日やっているので、それがユニゾンにつながっていると思っています。

―フィルミングはどなたが

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。