【千葉百音の言葉】4回転挑戦は強くなるためのモチベーション 五輪シーズンへ

【ボストン=松本航、藤塚大輔】女子で銅メダルを獲得した千葉百音(19=木下アカデミー)が、一夜明けてのインタビューで初のトップ3入りの実感を込めました。

26年ミラノ・コルティナ五輪シーズンとなる来季へ、4回転挑戦の重要性も説明。私生活のこだわりなどにも言及した現地取材メディア限定のやりとりを、「千葉百音の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<世界選手権>◇29日(日本時間30日)◇米ボストン◇女子フリー一夜明け

女子2位の坂本花織(左)と3位の千葉百音(以下、撮影はすべて藤塚大輔)

女子2位の坂本花織(左)と3位の千葉百音(以下、撮影はすべて藤塚大輔)

スケート人生の中で一番の目標

―一夜明けて心境はいかがですか

昨日も3位だったのでまだ実感わいてないといいました。3位の実感がわいたと同時に、演技を振り返ってみて全体的につなぎの部分とか丁寧にできたなと。緊張でがちがちになってしまったし、緊張に常に駆りたてられたような感じで演技してしまったことにけっこう悔しさが残っていた感じで、サルコーとかルッツ取られちゃったところにも課題がみつかったので、反省会みたいな感じで昨日は過ごしてました。

―ワールド3位で悔しさが感じられるのはステージが上がったと言えるのではないですか

そうですね。今年のシーズンの始めから少しずつ自分の中で納得いく演技ができるようになってきて、それをふまえると3位という結果で悔しいと思えるようになったのは成長したなと思える部分でもあって。既に次のステップが見えてる状態で、このまま来季に突き進む心の準備的なのができてるなという感じです。

エキシビションで演技を披露する千葉

エキシビションで演技を披露する千葉

―大舞台での緊張の向き合い方や対策などはいかがですか

緊張度合いは去年の世界選手権と変わらない中で、今回は練習の仕上がりでもっていったというような感じで、最後強いのはそういう緊張した場面でもその場を楽しむメンタルの強さ、タフさだと思うので。これからそういう練習での強さも大事だし、試合での強さも大事。そのバランスがともにハイレベルなタフさをあわせもつ選手になっていきたい。それが安定した強さにつながる。そこを目指して試合に対する心構えとかそういう意識でいきたいと思います。

―技術的にはどのようになっていきたいですか

オフシーズンに入るので、4月忙しいですけど5月ぐらいから次のシーズンに向けての準備期間。コンディションを整える期間でもあるので。そこで去年の5、6月ごろと同じように、シーズンの始めから結果を安定して残していくためにもさらなるパワーアップ、それをまずは第一に考えて過ごしたいです。4回転の練習、世界選手権の前で控えていたところもあるので。世界選手権終わったのでチャレンジして練習でしっかりチャレンジしていきたいです。

女子2位の坂本花織(左)と3位の千葉

女子2位の坂本花織(左)と3位の千葉

―4回転はどんな存在ですか

この世界選手権を終えて4回転が全てではないともちろん実感したし、4回転以外にも自分に足りないものいっぱいあって。それが重要な伸びしろだと理解した上で、やっぱり4回転とかトリプルアクセルを自分の武器として組み込んでいけたらもっと強くなれるなとしっかり感じました。

―4月には国別対抗戦を控えています。どんな演技をしたいですか

国別対抗戦はテレビでも楽しさが伝わってくるそういうチーム戦なので。まずは楽しんで、4月の試合なのでいったん世界選手権までピーク上げてたんですけど、下げすぎることなく楽しんで自信をもって演技できるようにしたいです。

―来季はショートプログラム(SP)とフリーの両方を変更しますか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。