【ミラノ発〈11〉】失意のSPから大逆転フリーで金 りくりゅうに24時間で何が?

ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートのペアで、三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が悲願の金メダルを獲得しました。SP5位、首位との6・90点差を大逆転。現行の採点方式となった06年トリノ大会以降では、史上最大の逆転劇となりました。失意の15日SPから翌16日のフリーにかけて何があったのでしょうか―。

4年に1度の大舞台。大会中に連日お届けする「ミラノ発〝まいにち〟Ice Story」11日目は、その舞台裏を描きます。

フィギュア

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇ペア・フリー◇16日(日本時間17日)◇ミラノ・アイススケートアリーナ

メダリスト会見でメダルを手に笑顔で写真に納まる三浦(右)、木原組(撮影・前田充)

メダリスト会見でメダルを手に笑顔で写真に納まる三浦(右)、木原組(撮影・前田充)

メダリスト会見で明かした「僕がしっかりしているので」

メダリスト会見の中盤だった。木原の言葉に会場からは笑いが起きた。

「やっぱり僕がしっかりしているので。僕が引っ張る立場でしっかりしています」

それまでの取材で前夜から不安や緊張で涙が止まらなかったと明かしていただけに、真顔のつぶやきには報道陣から思わず笑いがもれた。木原はこう続けた。

「普段そういう姿(泣く姿)はあまり見せないので、逆に璃来ちゃんが動揺することなく引っ張るという強い姿勢を見せてくれて、安心して泣いていました」

いつもはリードする木原が落ち込んだ今回は、三浦が強く手綱を引いた。互いを補う関係があったからこそ、大逆転での金メダルはあった。

金メダルを獲得し、笑顔で記念写真に納まる三浦、木原組(中央)。左は銀メダルのアナスタシア・メテルキナ、ルカ・ベルラワ、右は銅メダルのミネルバファビエンヌ・ハゼ、ニキータ・ボロディン(撮影・前田充)

金メダルを獲得し、笑顔で記念写真に納まる三浦、木原組(中央)。左は銀メダルのアナスタシア・メテルキナ、ルカ・ベルラワ、右は銅メダルのミネルバファビエンヌ・ハゼ、ニキータ・ボロディン(撮影・前田充)

24時間前 ショートプログラムでの痛恨のミス

時計の針を24時間前に巻き戻す。

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。