【高砂部屋の面々〈9〉】部屋一番の大酒飲み 朝まで飲んで仮眠して…長内は関取間近

入門4年目の長内(25)が、悲願の新十両昇進を目指して奮闘中です。自己最高位の東幕下5枚目に名を連ねた初場所は、四番相撲を終えて1勝3敗と、勝ち越しに後がなくなりました。場所後の新十両昇進は厳しい情勢だが、もともと目標は今年上半期のうちの昇進。昨年11月の九州場所は幕下優勝。21年名古屋場所の序二段に続く、2度目の各段優勝を果たしました。2場所連続負け越しで、初めて幕下に上がった22年春場所以降としては、最も低い西幕下48枚目に番付を下げていた中での快進撃でした。小学1年時に母を亡くし、男手一つで2人の兄と弟の4人兄弟を育てた父、相撲熱の高い地元青森・鶴田町の期待に応えるため、夢の関取を目指していきます。

大相撲

◆長内孝樹(おさない・こうじゅ)本名同じ。1999年(平11)3月1日、青森・鶴田町生まれ。梅沢小1年から本格的に相撲を始め、青森・五所川原農林高2年時に全国選抜高校弘前大会で個人2位。近大では2年時に全国学生体重別選手権115キロ未満級優勝、3年時に全日本個人体重別選手権軽重量級優勝、世界選手権シニアの部男子軽重量級2位。21年春場所の前相撲で初土俵。同年名古屋場所で序二段優勝。昨年九州場所で幕下優勝。最高位は今場所の東幕下5枚目。通算90勝68敗。家族は父と兄2人、弟1人。178センチ、115キロ。

九州場所で幕下V

今年初白星は初場所4日目の魁清城戦、際どい勝負をものにして手にした。黒星発進から二番相撲を制し「内容は悪かったけど、まずは1番勝てたのはよかった」と、冷静に振り返っていた。四番相撲を終えて1勝3敗と、今場所後の新十両昇進は難しい。それでも場所前から「仮に初場所後に上がることができなくても、勝ち越していれば近づく。2025年の前半のうちには十両に上がります」と、力強く抱負を語っていた。

初場所4日目、魁清城(左)を引き落としで破る長内(撮影・河田真司)

初場所4日目、魁清城(左)を引き落としで破る長内(撮影・河田真司)

「やっと(幕下)1桁になった。いよいよ手が届くところまできた」。今年に懸ける思いは強い。近大から21年春場所の前相撲で初土俵。同年の名古屋場所で序二段優勝を果たした。同年の九州場所で3勝4敗と初めて負け越すも、翌場所は7戦全勝で三段目の優勝同点という好成績を残した。初めて番付にしこ名が載って1年後の22年夏場所で、東幕下10枚目まで番付を上げた。

だが、ここから苦しんだ。一進一退の成績を繰り返し、九州場所で17場所連続幕下。浮上のきっかけを探していた中、昨年九州場所で7戦全勝と大勝ちし、幕下優勝を飾った。今年は2年8カ月ぶりの自己最高位更新からスタートを切った。

幕下優勝の長内(2024年11月24日撮影)

幕下優勝の長内(2024年11月24日撮影)

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1999年入社。スポーツ部ではサッカー(1)→バトル→五輪→相撲(1)→(5年半ほど他部署)→サッカー(2)→相撲(2)→ゴルフと担当。他に写真部、東北総局、広告事業部にも在籍。
よく担当や部署が替わるので、社内でも配った名刺の数はかなり多い部類。
数年前までは食べる量も社内でも上位で、わんこそばだと最高223杯。相撲担当になりたてのころ、厳しくも優しい境川親方(元小結両国)に「遠慮なく、ちゃんこ食っていけ」と言われ、本当に遠慮なく食べ続けていたら、散歩から戻った同親方に「いつまで食ってんだ、バカヤロー!」と怒られたのが懐かしいです。26年4月に文化社会部へ。