【大の里 横綱昇進会見全文】入門時から決めていた雲竜型「親方からの指導が楽しみ」
新横綱大の里(24=二所ノ関)が5月28日、横綱昇進伝達式の後に、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)とともに記者会見を開きました。
その全文をお送りします。
大相撲
なぜ「唯一無二」なのか―
では、これから会見を始めさせていただきます。
まず代表でNHKさんにご質問いただきまして、その後、各社の皆さんの質問になります。よろしくお願いします。
―では、NHKより代表質問いたします。横綱おめでとうございます。
大の里ありがとうございます。
―まず横綱にうかがいます。正式に決まって、今まずどんな心境ですか
大の里そうですね。本当にうれしいです。本当に素直にその言葉が一番ですけど、より一層またこれからが大事になってくると思うんで、またさらに気を引き締めて、頑張りたいなと思います。
―どのような口上を述べられるのか注目していましたけれども、そこに込めた思いをお願いします
大の里自分自身考えて、本当この言葉しかないなと思って、もう唯一無二っていう言葉を、まあ当初は入れない予定で考えてましたけど。自分は本当この言葉がぴったりだなと思って、入れました。
―一夜明けの会見の時は「唯一無二は使ってしまった」と言っていましたが、最終的にはいつごろ決めましたか
大の里昨日です。昨日の昼ぐらいに自分で何がいいかなということを考えた結果、やっぱこの言葉だろうと思って、込めました。
―いろいろ考えた中で決めた
大の里はい、もうこの言葉しかないと思って。
―大関昇進の時は「唯一無二の力士を目指し」、今回は「唯一無二の横綱を目指します」。唯一無二という言葉は一緒ですけど、違いはありますか
大の里この伝達式を、もう経験することはないですしね。この最後の経験で、横綱が最後ですし、横綱っていう口上に入れて、またさらにしっかり自分自身、この言葉通り頑張るっていうことを込めましたね。
―もう1度この伝達式を光景を見たいですとおっしゃっていました
大の里そうですね。昨年9月の末にここで伝達式を行うことができて、自分自身初めてだらけで、あっという間に終わってしまったっていうのが、今、覚えていることで、やっぱりあの経験をもう1度、2回しかできない、うまくいけば2回、1回で終わってしまうというケースもありますけど、自分の力でなんとしてもう1回やりたいということを思っていて、この伝達式をもう一回経験することができて、本当にうれしいですね。
―前回は、あっという間だったかもしれませんが、今日はいかがでした
大の里もう緊張することなく、堂々と言えたかなと思います。
―土俵入りの型は
大の里また、親方としっかり相談して、口にしていきたいと思います。
二所ノ関親方(以下、師匠)「(言っても)いいんじゃない」
大の里雲竜型でいきます。やっぱり親方が雲竜型ということで、まあその憧れもありますし、明日、親方から指導してもらうということもすごい楽しみでありますし、また、綱を締める責任もありますし、しっかりとそれに向けてまた頑張りたいと思います。
―師匠にうかがいます。弟子の横綱昇進伝達式はいかがでしたか
師匠大関と違って堂々とやってましたし、非常にうまくいったんじゃないかなと思います。
―師匠として、ご自身の横綱昇進との違いは
師匠僕は一番遅く上がって、大の里は一番早く上がった。そこの違いも、つい最近ね、大関やったばかりという場所ですけど、僕の場合は大関も5年いましたから、全然違うものがありましたね。
横綱は「絶対に目指すべきもの」
―とてつもないスピードで、こうして2年ほどで横綱に昇進。師匠として、どう受け止めますか
師匠入門してから、しっかり体づくりをして、やっぱり地道に、ずっと大の里はやり続けてきてね。
その稽古がまあ少しずつ身になってきたかなという感じですね。つまらないような稽古を、部屋の中でも一番大の里がやってますんで。やっぱり稽古は嘘をつかないというのが、はっきりと出たかとも思いますね。
―横綱はスピード昇進をどう受け止めていますか
大の里本当にあっという間に行きましたし、自分自身、記録的に早いですけど、1場所1場所の経験がすごい身になりましたし、このスピードっていうことはあまり意識しないですし、やっぱり入門した時の親方には、最終的にはどこにいるかっていう言葉をずっと言い続けられてましたし、その言葉を信じてずっとやってきたんで。
こうやって一番上の横綱という番付に今、昇進することができて、うれしいですけど、またこれからと思ってますので、しっかりと頑張ることが大事だと思っています。
―2年前の5月に入門、当時は横綱という地位はどういうふうに見えていましたか
大の里そこに関しては全く考えてなくて、横綱というものはまあプロに入って、大相撲の世界に入ってから、この世界に入ったからには、絶対に目指すべきものだと思ってましたし、そう簡単になれない番付ですし、こうやってなれたっていうのはうれしく思いました。
―入門当時は2年後に横綱に上がっていることを想像できましたか
大の里いや、まったく考えてませんでしたし、まあ去年の5月場所でも初優勝したって時も想像もしてなかった。本当に想像を超える、2年間を過ごすことができて、まあそのためにもやっぱりまあ部屋での稽古が身になりましたし。まあそれが一番、いろいろ作ってきたものだと思います。
―なぜ2年で上がれたか、自己分析は
大の里もうとにかく基礎を忠実に。そこまで今までは大事にしなかったですけど、この部屋に入って、腰割、すり足、四股、テッポウということを大事にしてやってきた結果が身になったのかなと思いますね。
―学生相撲出身で横綱昇進は同郷の輪島関以来。学生相撲出身で横綱にたどり着いたことはどう受け止めますか
大の里1つの目標でもありましたし、学生出身の横綱は同じ石川県出身の輪島さんしかいないということを、常々ずっと目にして耳にしてましたし、こうやって偶然ですけど、あの人もスピード出世で横綱に上がって、今回、5月場所であの人が上がったということで、タイミングも同じということで、まだまだ、一応番付的には並びましたけど、まだまだあの人にはかなわないと思ってますので、これからまた同じ石川県出身の先輩を超えられるよう頑張ってきたいと思います。
―輪島さんは子供のころからどういう存在か
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1996年入社。特別編集委員室所属。これまでオリンピック、サッカー、大相撲などの取材を担当してきました。X(旧ツイッター)のアカウント@ichiro_SUMOで大相撲情報を発信中。著書に「稽古場物語」「関取になれなかった男たち」(いずれもベースボール・マガジン社)があります。
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