ボート界の頂上決戦、SG第32回グランプリ(19日~住之江)、プレミアムG1第6回クイーンズクライマックス(28日~大村、シリーズ戦は26日から)の出場メンバー、選手情報を届ける。

<桐生順平(31=埼玉)GP賞金3位>

 自身最高の選出3位。今年は3月にSG児島クラシックで優勝するなど、賞金争いを優位に運んだ。「1月に地元の戸田周年を初めて勝てたし、児島でSGも勝てた。いい流れでいけた」。夏場に調子を落とし、昨年の安定感には及ばなかったが、内容には一定の評価を出した。ターンスピードは誰もが認める一級品。しかも4年連続出場で3年連続2ndとGPの舞台に欠かせない存在になってきた。「流れとかは分かってきた。選手である以上は自分が一番を目指さないといけない」。待望の賞金王へ、機運は高まるばかりだ。

<長嶋万記(36=静岡)QC賞金3位>

 今年は11月までで優勝回数が8回。「充実した1年を過ごしてきた」と、笑顔で総括する。「1走1走を大事にしてレース自体を楽しもうという気持ちに切り替えて優勝回数が増え、結果が出るようになった」。メンタルの意識改革が好結果を生んだ。

 舞台の大村も「大好きな水面」ときっぱり。「最近はSG、G1で男子トップクラスとの差を痛感します。遠藤エミや小野生奈はそこ(男子相手のグレード戦)で通用してると思う。そのレベルに行きたい」。飽くなき向上心でVを狙う。