優勝戦は人気を背負った吉川元浩(50=兵庫)が、インから押し切った。今年6度目、尼崎では31度目、オール兵庫は6度目、通算99度目のVを飾った。

進入はスタート展示と同様に3対3の枠なり。センターから稲田浩二(38=兵庫)がコンマ09のトップスタート。果敢に攻めて大いに脅かしたが、吉川がインから攻撃をがっちり受け止めた。稲田は2着まで。篠田優也(37=兵庫)が3着となった。

優勝してホッとした表情を見せたが「スタートして大丈夫かと思ったけど、1Mは慎重に回ったので危なかったですね」と、肝を冷やした。今節は普段よりも仕上がりは遅かったが、しっかり整調させるあたりはさすが。珍しく優勝戦のスタート特訓後に水面へ出て足色を確認する姿もあった。「少し調整を外していた感じもしたので出ました。優勝戦はいい感じで行けたと思います」と万全の状態でVをもぎ取った。

これで通算99度目のV。次走は福岡SGメモリアル(22~27日)に出走予定だ。「稲田(浩二)選手と一緒に頑張ってきます。次のシリーズで勝つことができたら最高なんてもんじゃないですよ。引退してもいいぐらい」とジョークを飛ばして、表彰式に集まった多くのファンを喜ばせた。