冨好祐真(33=兵庫)がラストランとなった。12年5月に尼崎でデビューをしてから11年。最後も、走り慣れて思い入れのある場所で引退を迎えた。
この日は1、8Rに登場。4、6着に終わった。「無事故で終わって良かったです。最後はスタートはコンマ15。あそこから踏み込む勇気がさらにあれば、選手を続けられたと思いますよ」と晴れ晴れとした表情を見せた。
レーサーとして振り返ると「ボートレースでは、結果を出せなかったけど、悔いはありません。でも、誰にも体験をできないようなことができて、尼崎をはじめ、関係者の皆さまには感謝しかありません。一番の思い出は初優出した宮島(18年1月一般戦)ですかね。流れが来ていたシリーズでした。優勝戦も1周1Mを回った時は1着でしたから。結果は3着だったけど、実質は優勝だと思っていますよ」と、照れ笑いを浮かべた。
第2の人生は未定とのこと。「次の人生で絶対に糧になると思ってます。父に薦められてなったボートレーサーだけど、絶対になりたいとか強くなりたいとか最初からのモチベーションが自分では低かったのが上に進めなかった原因ですね。途中で病気とかギリギリの戦いが続いたりして葛藤が続いたけど、今はすっきりしてます。自分の次の人生には期待しかないですね」。
糖尿病を患いながら、過酷な減量との戦い。さらに、激しい水上バトルと、まさに誰にもできない貴重な経験となった。カポックを脱いでも明るく朗らかに次のステップへと進んでいく。





















