全国ランクS級1位の鈴木圭一郎(29=浜松)が、「2強」と称されるライバルの青山周平を抑え込んで大会2度目、通算17度目のG1制覇を果たした。

ともにシリーズ4連勝で勝ち上がった2人を筆頭に、SG優勝戦に匹敵する豪華なメンバーが出揃った。当日は朝から雨が降り続いて、優勝戦は完全な濡走路だった。鈴木は試走3秒63でメンバー中8番タイムで劣勢だったが、絶妙のスタートで1コーナーにトップで進入した。「スタートは準決勝戦でも切れたし、自信を持って行った。今節はエンジンが安定して良かったので、あまり疲れなかった。背後にずっと車が居たから、インコースを外さないように走りました」。

そのまま好調のマシンを生かして8周回、青山を完封した。「4月から半年間はNO・1勝負服を着られないので、写真撮影できて良かった。最近は落ち着いてレースできている。この調子で、頑張りすぎないように結果を出していきたいですね」。まさに心技体が充実の若き天才レーサーは、まだまだ進化を続ける。

 

払戻金は2連単(3)(1)1790円、3連単は(3)(1)(8)7380円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)