川崎フロンターレが仙台を5-1で下し、J1ではクラブ初となるリーグ開幕3連勝を飾った。

開幕からのスコアは2-0、3-2、5-1と3試合で計10ゴール。開幕から3試合で10得点以上は13年の横浜(11得点)以来。クラブではJ1史上最多13ゴールを挙げた06年に次ぐ2番目に多い記録となった。

この日は中2日の連戦で先発6人を入れ替えて臨んだ。FW小林悠が今季初ゴールを含む自身16度目の1試合複数得点。FW旗手怜央も今季初ゴールを決め、FW遠野大弥はJ1初ゴールを記録した。これで今シーズンの得点者は計6人。34試合制での年間最多88得点をマークした昨季の18人を更新することができるかも注目だ。

開幕3戦で計13ゴールを挙げた06年は、FW我那覇和樹が5点、FWジュニーニョが4点など開幕から2人のストライカーがゴールを量産した。一方、今季のチームはFWレアンドロ・ダミアン、MF家長昭博、FW小林悠の3人が各2点で、MF三笘薫、FW旗手怜央、FW遠野大弥が各1点(その他にオウンゴールが1点)と、過密日程の中で選手層の厚さを示した格好だ。

次節10日も中3日で昇格組の徳島とホームで対戦する予定。先発組と控え組の垣根がない川崎Fが、今季も圧倒的な攻撃力でリーグ連覇へ突き進む。【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)

仙台対川崎F 前半、先制ゴールを決め喜ぶ川崎F・FW小林(左)(撮影・江口和貴)
仙台対川崎F 前半、先制ゴールを決め喜ぶ川崎F・FW小林(左)(撮影・江口和貴)