アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグで、日本勢は韓国勢に1勝もできなかった。

今大会の通算対戦成績は6試合で0勝3分け3敗。J組を首位で通過したヴィッセル神戸は韓国勢との対戦がなかったが、1次リーグで日本勢が韓国勢に未勝利だったのは、最終的に全北が優勝した06年大会以来、16年ぶりの厳しい結果となった。

決勝トーナメント進出を逃した昨季J1王者の川崎フロンターレはI組で、20年大会を制した蔚山に1分け1敗。これで18年大会以降の対戦は決勝トーナメントを含めて4分け3敗の7戦勝ちなしとなった(PK戦負けは引き分け扱い)。ただ、蔚山も最後の最後でホーム開催のジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)に屈し、16強入りを逃している。

決勝トーナメント進出を決めたF組の浦和レッズも大邱と勝ち点13で並んだものの、直接対決で無得点の1分け1敗と負け越して2位通過。横浜F・マリノスはH組を1位で突破したが、Kリーグ5連覇中の全北には1分け1敗と未勝利に終わった。

3チーム合計6試合でわずか4得点。ボール保持率で上回りながら、守備重視の韓国勢を最後まで崩せない試合が目立った。

<ACL1次リーグでの日本勢の韓国勢との対戦>

04年 2勝0分け2敗

05年★0勝0分け2敗

06年★0勝1分け3敗

07年 2勝0分け0敗

08年 1勝1分け0敗

09年 4勝1分け3敗

10年 5勝1分け2敗

11年 3勝3分け2敗

12年 2勝3分け3敗

13年 2勝3分け3敗

14年 3勝2分け3敗

15年 2勝1分け5敗

16年 1勝2分け5敗

17年 4勝1分け3敗

18年 3勝1分け4敗

19年 3勝1分け4敗

20年 3勝1分け2敗

21年 3勝2分け1敗

22年★0勝3分け3敗

通算 43勝27分け50敗

◆東地区の決勝トーナメント1回戦 8月18、19日に一発勝負で行われる予定。1次リーグで日本勢は韓国勢に未勝利だったが、16強進出は日本勢が最多3チームで、韓国勢の2チームを上回った。J組を1位で通過した神戸はH組1位の横浜との日本勢対決。F組2位の浦和はI組1位のジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)と対戦する。大邱は全北との韓国勢同士の顔合わせ。J2仙台前監督の手倉森誠氏が指揮するBGパトゥム(タイ)は傑志(香港)と当たる。